Androidのスマホで地図を確認したいときは、Googleが提供する「マップ」アプリが便利。地図を読むのが苦手な人でも、さまざまな便利機能でサポートしてくれるので、とことん活用してほしいアプリです。
今回は「マップ」の便利機能を使って、現在地の情報と目的地までの経路を調べてみましょう。
※記載内容は2023年4月現在のものです
まずは現在地を確認してみる
「マップ」アプリでは、現在地を一発で表示できます。「そもそも今どこにいるのかわからない」という悩みもすぐに解消できるので、地図を読むのが苦手な人にもおすすめです。
- 「マップ」アプリを開く
- 画面右下の丸いアイコンをタップ
- 現在地が表示される
まずは、「マップ」アプリを開いてみましょう。地図が表示されたら、画面右下の丸いアイコンをタップします。そうするとコンパスモードに切り替わり、自分のスマホが向いている方角にあわせて地図が動くようになります。

画面ロックを解除して、ホーム画面を開いたら、「マップ」アプリをタップ

画面の右下にある丸いアイコンをタップする

コンパスモードに切り替わる。スマホの向きにあわせて地図が動くので、自分が今どの方向に向いているのかわかりやすい
位置情報へのアクセスを許可する
この機能を使うにはマップで位置情報を使えるよう、許可をする必要があります。
丸いアイコンをタップしたときに、「このデバイスの位置情報へのアクセスを「マップ」に許可しますか?」という案内が出てきたら、まだマップに位置情報設定をしていなかったということです。基本的には「アプリの使用時のみ」をタップしましょう。

スマホの位置情報をマップで使用するかどうか許可をする案内が表示されたら、基本的に「アプリの使用時のみ」を選択する
位置情報の精度が低いときは
もし位置情報の精度が低いと出たら、カメラを使って周囲の建物などを撮影し、調整を行って精度が改善できるか試してみてください。
「位置情報の精度が低くなっています」という注意案内にある「較正(こうせい)」をタップしましょう。位置情報のときと同じように、写真や動画で撮影した情報を「マップ」アプリに利用する許可をします。こちらも基本的には「アプリの使用時のみ」をタップします。

画面下部に「位置情報の精度が低くなっています」と出てきた場合、「較正」をタップし、位置情報の調整をする

写真や動画で撮影した情報をマップに使用する許可を聞かれる。基本的には「アプリの使用時のみ」を選択
許可すると、カメラが起動します。案内の通りに周辺の店舗や建物をうつすと、位置情報が調整されます。

カメラが起動したら、現在地の周辺にある建物や看板をカメラにうつし、スキャンする

位置情報の精度が高まり、正確な現在地を表示できるようになった
マップの基本的な操作方法
現在地が表示できるようになったら、次は実際にマップを使って、現在地周辺の情報を見てみましょう。
地図の表示位置を変えたいときは指で上下左右になぞり、一部を拡大/縮小したいときは、2本の指で該当箇所をつまんだり、広げたりすると操作できます。

マップは指で上下左右になぞると、地図の表示位置を変えられる。現在地に戻りたいときは、画面右下の丸いアイコンをタップすると戻れる

拡大したいときは、マップの一か所を2本の指で広げて調整する(ピンチアウト)

縮小したいときは、マップの一か所を2本の指でつまんで調整する(ピンチイン)
マップが斜めになったまま元に戻せないときは…
地図の表示位置を操作しているうちに、「マップが斜め上から表示されたままどう直したらいいのかわからない」ということも…
解決方法は簡単。地図上を2本指で上から下方向になぞってみてください。斜め表示が直り、真上から見えるようになります。

斜めに表示されてしまって直らないときは、2本の指で上から下方向へ縦になぞる

真上から見える表示に戻った
現在地周辺の施設を検索する
操作方法を知ったら、実際に現在地周辺の施設を検索してみましょう。
- マップを開いたら、画面上部のメニューから項目をタップ
- 表示された一覧から目的の場所をタップ
まずはマップを開き、画面上部にあるメニューで調べたい項目をタップします。今回は「レストラン」で探してみます。

マップを開いて現在地を表示したら、画面上部にあるメニューから「レストラン」をタップする

近くにあるレストランが地図上に表示される
地図上に表示されたレストランは、一覧で詳細情報が見られます。画面下部から上方向になぞりましょう。そうすると、現在地の近くにあるお店の情報がたくさん出てきます。

画面下部から上方向になぞると、レストランの詳細情報が一覧で見られる

一覧から特定のお店をタップすると、クチコミや写真など、さらに細かい情報が表示される
お店までの経路を確認する
行きたいお店が決まったら、詳細から「経路」をタップしましょう。お店までの道順や所要時間が表示されます。

「経路」をタップすると、お店までの行き方が表示される
さらに、画面下部にある「ナビ開始」をタップすると、自分が今向いている方向にあわせて行き方を細かく案内してくれます。また、音声でも道順を教えてくれるので、スマホを見ながらの危険な移動を防げます。

画面下部にある「ナビ開始」をタップ

画面の表示と音声で道案内が開始される。ナビを終えるときは画面左下の「×」をタップ
現在地から目的地までの経路を検索する
すでに行きたい場所が決まっている場合は、目的地を指定して現在地からの行き方を検索できます。移動方法ごとに経路を検索できるので、時間や目的にあわせて使い分けましょう。
- マップを開き、画面右下のアイコンをタップ
- 画面上部の入力欄に目的地を入力する
- 画面左下の「ナビ開始」をタップ
マップを開いたら、画面右下にある矢印マークのアイコンをタップし、目的地を入力します。

画面右下の矢印マークがある「経路」のアイコンをタップする

画面上部の「目的地を入力」と書いてある欄に、行きたい場所を入力する

現在地から目的地までの経路が表示される。画面上部のアイコンをタップし移動方法を選択したら、画面下部の「ナビ開始」をタップしよう

音声案内が開始される。「歩きスマホ」にならないよう注意しよう。案内を終了するには、画面左下の「×」をタップ
車で目的地まで行くルートを探そう
車で移動する場合は、目的地までの経路が表示された画面で、車のアイコンをタップすると、最適な経路を案内してくれます。

経路アイコンをタップして目的地を入力したら、画面上部の一番左にある車のアイコンをタップ
電車で目的地まで行くルートを探そう
もちろん、徒歩や車以外の移動方法もあります。車で移動するルートと同じように、目的地を入力したら、電車のアイコンをタップしましょう。

経路アイコンをタップして目的地を入力。画面上部の電車アイコンをタップする
表示される地図の種類を切り替える
「マップ」アプリでは、表示される地図の種類を切り替えられます。例えば「航空写真」を選ぶと街の様子を上空から写真で確認できます。
- マップを開き、画面右上のアイコンをタップ
- 出てきたメニューから見たい地図の種類を選択してタップ
表示を切り替えるには、画面右上のアイコンをタップ。メニューが表示されるので、「航空写真」を選択します。

マップを開いた状態で、画面右上にあるアイコンをタップする

出てきたメニューから「航空写真」をタップする

上空から見た建物や道路など街の写真が表示される
他にも「地形」という表示を選ぶと、標高が高いところや低いところをわかりやすく表示します。航空写真のときと同じように、画面右上のアイコンをタップ。メニューから「地形」をタップしましょう。

マップを開いた状態で、画面右上のアイコンをタップし、メニューから「地形」をタップする

等高線と標高が表示された
【まとめ】まずは基本機能を触るところからはじめてみよう
Androidでマップを使う基本的な手順をご紹介しました。
基本的な機能だけでも十分使えますが、「マップ」アプリにはまだまだ便利な機能があります。まずは、基本機能でいろいろ触ってみて、慣れてきたときに気になる機能を探っていくのも面白いですよ!
日常使いはもちろん、これからのゴールデンウイークにぜひ活用してみてください!
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