iPhoneには、使いたいアプリをすばやく起動できるよう、さまざまな便利機能が搭載されています。
皆さんは、それらの機能を活用できていますか?
今回は、iPhoneに搭載されている便利機能をご紹介します。
便利機能①クイックアクションメニュー
アプリアイコンを長押ししたときに表示されるメニューは、「クイックアクションメニュー」といいます。
長押ししたアプリに関する機能にすばやくアクセスできる、とても便利な機能です。
長押しするとメニューが表示される
クイックアクションメニューを表示するには、まずアプリアイコンを長押しします。
メニューが表示されたら、アプリを削除する場合は「Appを削除」をタップします。
アイコンを長押し(写真=左)。すると、メニューが表示されるので、「Appを削除」をタップします(写真=右)
「“〇〇(アプリ名)”を削除しますか?」と表示されるので「削除」を選択。すると再度、確認画面が表示されるので「削除」をタップします。
「“〇〇(アプリ名)”を削除しますか?」と表示されるので、「削除」をタップ(写真=右)。再度、画面が表示されるので「削除」をタップする(写真=右)
アプリを移動させたいときは「ホーム画面を編集」を選択すると、アイコンが震えだすので、あとは好きな位置にアイコンを動かすだけ。並べ替えたら画面右上の「完了」をタップしましょう。
アイコンを長押しで「ホーム画面を編集」を選択(写真=左)。アイコンが震えだすと動かせます。並べ替えたら画面右上の「完了」をタップする(写真=右)
また、アイコン右上の「-」をタップすると確認画面が表示されるので、「Appを削除」をタップ→確認画面で「削除」をタップでもアプリを削除できます。
「-」をタップ(写真=左)。確認画面で「Appを削除」→「削除」をタップでも削除可能です(写真=右)
ちなみに、メニューが表示されたあともそのまま長押ししていると、アイコンが震えだし移動や削除が可能になります。
豊富なショートカットも
長押しした後のメニューには、アプリによって多彩なショートカットが表示されます。「Safari」はブックマークやリーディングリストを表示できたり、プライベートタブを開いたりできるほか、「写真」はお気に入り写真の表示や検索が可能です。
「Safari」(写真=左)や「写真」(写真=右)などショートカットは豊富。
「LINE」は通知を一時停止させたり(これ便利)、「LINE Pay」のコード支払いを起動したりできます。ほかにも「YouTube」などサードパーティー製のアプリも、アプリの中にある機能をすぐに呼び出せるのでとても便利です。
「LINE」(写真=左)や「YouTube」(写真=右)のようなサードパーティー製のアプリも、さまざまな操作が行えます
便利機能②「Spotlight(スポットライト)」
ホーム画面を下にスライドすると出てくる検索画面のことを「Spotlight(スポットライト)」といいます。
検索欄にキーワードを入力すると、iPhone内のアプリやウェブサイトなどから情報を調べることができます。複数のアプリを横断してデータを探せたり、Siriが目当てのものを予測して提案してくれたりする便利な機能です。
「Spotlight」基本画面と使い方
「Spotlight」は、ホーム画面を軽く下になぞると表示されます。検索欄にキーワードを入力すると、連絡先やウェブサイトなどが表示され、さらに下には「写真」や「マップ」といった関連するあらゆる情報を探すことができます。
Spotlight画面は、ホーム画面を軽く下になぞると表示され、検索欄に任意のワードを入力する(写真=左)。すると連絡先やメッセージ、さらにSiriからの提案としてウェブサイトが検索結果として表示されます(写真=左)
どこにあるか分からないiPhone内のアプリをすぐ見つける
アプリを沢山インストールしたり、いくつかのフォルダに分類したりしていると、目的のアプリを探すときにどこにあるのかわからなくなりますよね。
そんなときは、Spotlight検索で調べればすぐに見つけることができます。
ホーム画面を軽く下になぞり、試しに「Gmail」を探すために「Gm」と打ち込むと、すぐに候補にあがってきます。
ホーム画面を右にスワイプして検索窓をタップ(写真=左)。「Gm」と打ち込んだだけで、「Gmail」がすぐに候補にあがる(写真=右)
連絡先やメールを探す
Spotlight検索は、電話やメールアプリを開いて探すのが面倒なときにも使えます。
Spotlight画面を表示し、検索窓をタップして名前を打ち込みます。すると、連絡先やその人から届いた最近のメールが一覧できます。連絡先の表示から、メッセージ送信や電話、FaceTimeの発信も可能。
また、「Appで検索」をタップすると、入力したキーワードをアプリ内に絞ってさらに検索できるページが開きます。
Spotlight検索で名前を入力すると、連絡先やメールの一覧が表示される(写真=左)。連絡先の横のボタンをタップすると、メッセージ送信や電話、FaceTimeがすぐできる。「Appで検索」をタップで、入力したキーワードをアプリ内に絞ってさらに検索できるページが開く(写真=右)
ファイルやメモを探す
複数のファイルを保存していて探す手間がかかるときも、キーワードを入力すれば関連するファイルを早く見つけることができます。
検索窓にファイル名の一部を入力すれば、目的のファイルが見つけられます。また、「メモ」アプリでも応用できます。メモのタイトルや内容の一部を入力すれば(ただし、検索対象はメモのタイトルのみ。中身などは対象外となるのでご注意)、簡単に探していたメモを開いてすぐ編集もできます。
先ほどの連絡先検索と同じように、「メモ」アプリの横にある「Appで検索」をタップすると、入力したキーワードをアプリ内に絞ってさらに検索できるページが開きます。
Spotlight検索でファイル名の一部を入力すると関連するファイルが表示される(写真=左)。メモのタイトルや内容の一部を入力すると、関連するメモが出る。「Appで検索」をタップで、入力したキーワードをアプリ内に絞ってさらに検索できるページが開く(写真=右)
電卓の代わりに使う
具体的な活用方法として、電卓代わりに使うことができます。電卓アプリを開かずともSpotlight検索すれば、計算できます。
検索窓に計算式を入力すると、「トップヒット」内にすぐに答えが表示、括弧付きの計算などもできるので便利です。
検索窓に計算式を入力すると、「トップヒット」内にすぐに答えが表示される(写真=左)。括弧付きの計算なども可能(写真=右)
辞書の代わりに使う
英単語などを調べたいとき、Google検索をしなくてもSpotlight検索を使えばさっと調べられます。
検索窓に調べたい単語を入力すれば、「辞書」の項目ですぐに単語の意味を閲覧することができます。
検索窓に調べたい単語を入力(写真=左)。項目をタップすると、詳細が見られる(写真=右)
提案を非表示、表示アプリを限定することも
活用すれば非常に便利な機能であるSpotlight。
しかし検索結果が多すぎて、欲しい情報が見つからないことも多々あります。そこでSiriからの提案を非表示にする方法と、Spotlightで表示するアプリを限定する方法を紹介します。
Siriからの提案を非表示にする
「Siriからの提案」を非表示にするには、「設定」アプリで「Siriと検索」を開き、「提案を表示」をオフにします。すると、検索時にアプリ内の情報のみが結果に表示されるようになります。また、Spotlight画面を表示したときにSiriが提案するアプリも非表示になります。
「設定」アプリで「Siriと検索」をタップ(写真=左)。「提案を表示」のスイッチをタップしてオフにします(写真=右)
「提案を表示」設定前(写真=左)。「提案を表示」設定後。「Siriからの提案」アプリが非表示になります(写真=右)
アプリごとに設定する
アプリごとに検索結果を表示するかどうかを設定すれば、さらにSpotlight画面をすっきりさせることができます。先ほどと同じく「設定」アプリで「Siriと検索」に進んだら、アプリを選択。「検索でAppを表示」をオフにすれば、そのアプリが検索候補から外れます。
「Siriと検索」画面で「連絡先」をタップ(写真=左)。次の画面で「検索でAppを表示」のスイッチをタップしてオフにします(写真=右)
「検索でAppを表示」オンの状態(写真=左)。「検索でAppを表示」オフ。検索候補から「連絡先」が非表示になります(写真=右)
便利機能を使いこなして頼れる相棒に
いかがでしたか?
「この機能は知っていたけど、こんな名称なんだ。」
「こんなこともできるんだ」と思った方もいるのではないでしょうか?
初めてiPhoneを扱う方もそうでない方も、ご紹介した便利機能を使いこなしてiPhoneを頼れる相棒にしましょう!
参考
iPhoneでクイックアクションを実行する – Apple Support
iPhone、iPad、iPod touch で検索機能を使う – Apple Support
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