ひっきりなしに届くビジネスメール。移動中や在宅中など、PCが開けないときにもサクッと返信したいですよね。
でも、ビジネスメールには「お世話になっております」や「よろしくお願いいたします」といったていねいな表現が必要。正直、スマホでこうした言葉を都度、入力するのは面倒です。
そこでおすすめなのが、「ユーザ辞書」を使った定型文登録。一文字や二文字程度の入力で、登録した定型文が変換候補に表示されるようになります。
今回は、ユーザ辞書に文章を登録する方法と、ビジネスメールがラクに「いますぐ役立つ単語&定型文例」をご紹介します。
単語/定型文をユーザ辞書に登録する
単語や定型文の登録は、「ユーザ辞書」から行います。
まずは「設定」を開き、次に「一般」を押し、「キーボード」に進みます。すると、「ユーザ辞書」の項目があるので、タップします。
「設定」→「一般」→「キーボード」の順にタップ(左)。「ユーザ辞書」を開きます(右)
ここでは例として、「おせ」と入力すると「お世話になっております」が変換候補に表示されるように設定してみましょう。
「ユーザ辞書」をタップして、右上にある追加ボタンをタップします。「単語」の項目に「お世話になっております。」を、「よみ」の項目に「おせ」を入力して、右上の「保存」をタップする だけ。
「ユーザ辞書」の右上にある+ボタンをタップします(左)。「単語」に「お世話になっております。」、「よみ」に「おせ」を入力し、右上の保存ボタンをタップします(右)
上の設定を行うと、新規メール画面で「おせ」を入力するだけで、「お世話になっております。」が予測変換のトップに表示されるようになりました。
登録しておくと便利な「ビジネス単語&定型文」
ビジネスメールをさくっと作るためには、長めの文章をなるべく短い文字数で登録しておくのがコツ。
ここでは一例として、基本の単語や定型文をご紹介します。自分の所属や名前はもちろん、よくやり取りする相手の名前や肩書き、自分の業種で頻出する単語の登録などをしておくのもいいでしょう。
読み | 単語(例) |
おせ | お世話になっております。(自分の所属/名前)です。 |
ひょ | 表題の件についてご連絡いたします。 |
おと | お問い合わせの件について、回答させていただきます。 |
ごへ | ご返信ありがとうございます。 |
ごけ | ご検討いただけますと幸いです。 |
なに | 何卒、よろしくお願い致します。 |
しょう | 承知いたしました。 |
せん | 先日は |
ごそ | ご足労いただきまして、 |
どうぞ | どうぞ、よろしくお願い致します。 |
「ユーザ辞書」の単語や定型文を削除する方法
間違って保存してしまって編集したい時や削除したい場合の方法です。単語を削除したい場合、ユーザ辞書の一覧を開いて、削除したい項目を左へスワイプすると削除できます。
「ユーザ辞書」の一覧を開きます(左)。削除したい項目を左にスワイプし、「削除」をタップすると削除されます(右)
この機能を使えば、面倒な単語や定型文をいちいち最後まで入力する必要はありません。
ビジネスメールには決まりきった表現がつきもの。面倒な入力はiPhoneにまかせて、素早くタスクを終わらせましょう。
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