「さっきまで入力していた文を消してしまったけど、打ち直すのが面倒。」
「スマホのサイズが大きくて、文字を打つときに片手で入力できない――。」
毎日スマホを使って文字を入力していると、こんなちょっとした“不満”って出てきませんか?
今回は、文字入力時の“ちょっとした不満”を解消する操作や設定をご紹介します。
文字入力の“ちょっとした不満”を解消する【操作編】
入力した文章をまとめて削除
長文メールや打ち間違いをしたときや、入力した文章を取り消したいときってありますよね。
「×」ボタンをひたすら連打するのは面倒だし、長押しも地味に時間がかかる…。
そんなとき、簡単に文章をまとめて削除する方法をご紹介します。
取り消し、やり直しは3本指でスワイプ!
打ち間違いや入力した文をすぐ消したいときは、画面を3本指で左方向にスワイプすると、直前の文字入力の操作が取り消せます。直前に入力していた箇所が消え、上に「取り消す」という表示が数秒間出ます。
文字入力をした後に、画面を3本指で左にスワイプ(写真=左)。直前の入力箇所が消され、上に「取り消す」の表示が出る(写真=右)
消してしまったけど直前の入力を元に戻したいときは、やり直しができます。
先ほどとは逆に、3本指で右にスワイプしてみましょう。取り消しをする前の状態に戻すことができます。
消してしまった箇所を元に戻したいときに、3本指で右にスワイプする(写真=左)。先ほど消した箇所が元に戻り、上に「やり直す」の表示が出る(写真=右)
入力しやすくキーボードの位置を変更する
最新のiPhoneは、画面がどんどん大きくなり片手で入力することが難しくなっています。
また、手が小さくてキーボードの端に指が届かない、なんて人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、キーボードの表示位置を左右どちらかに変更し、入力をスムーズに行いましょう。
表示位置の変更は「キーボードアイコン」から
キーボードの表示位置の変更は、地球のアイコンをロングタップすると出てくるキーボードのアイコンを左右どちらかを選択すると、片手で指が届くサイズに変更できます。
地球のアイコンをロングタップしてキーボードのアイコンを左右どちらに寄せるか選択する。もとに戻すにはキーボード端の矢印をタップ(写真=右)
面倒なドメイン入力の手間を省く
ウェブ検索でURLを直接入力するときや、メールアドレスを登録するときにいちいちドメインを入力するのはとても面倒…。
実は、あるボタンを押しするだけでドメインを表示させることができるって知ってました?
「.」(ドット)を長押しでドメイン表示される
キーボードの「.」(ピリオド/ドット)を長押しすると、「.net」「.co.jp」「.com」といったドメインが変換候補に表示されます。地味に面倒なドメイン入力が少しラクになりますよ。
「.」を長押し(写真=左)。「.jp」「.net」などのドメインが表示される(写真=右)
カーソルを自由に動かす
「空白」キーには、長押ししたままドラッグするとカーソルを動かせる機能があります。
長文メールやメモを入力した際に誤字を見つけたけど、思った位置にカーソルが移動しない…なんてちょっとしたストレスを解消してくれます。
カーソル移動は「空白」キーの長押しで
「空白」キーを長押しするとキーボードの文字表示が消えるので、そのままキーボード上を動かしましょう。指の動きに連動してカーソルを自由に動かせます。
「空白」キーを長押ししたまま、キーボード上をドラッグします
文字入力の“ちょっとした不満”を解消する【設定編】
「絵文字」ボタンを非表示にして誤操作防止!
キーボード上に表示されている「絵文字」ボタン。素早く絵文字キーボードに切り替えられる便利なボタンですが、「ABC」「☆123」に切り替えるときに間違って押してしまう、そもそも絵文字ボタンを使わない…といった人もいるのではないでしょうか。
実はこのボタン、設定で非表示にすることができるんです。
「絵文字」キーボードを削除する
「絵文字」ボタンを非表示にするには、「設定」アプリから「一般」→「キーボード」と進み、もう1度「キーボード」をタップします。現在追加されているキーボードが表示されたら、右上の「編集」をタップします。
「設定」アプリで「一般」をタップ(写真=左)。「キーボード」に進みます(写真=右)
「キーボード」をタップし(写真=左)。右上の「編集」をタップします(写真=右)
編集画面で「絵文字」の左に表示されている「-」をタップ。「削除」をタップしたら、編集を完了しましょう。
▲「-」をタップ(写真=左)。右端に表示された「削除」をタップし、右上の「完了」をタップします(写真=右)
すると、キーボードから絵文字ボタンがなくなり、英数字への切り替えボタンが大きく表示されるようになります。
絵文字ボタン非表示後のテンキー(写真=左)とフルキーボード(写真=右)
「絵文字」ボタンなしで絵文字を打ちたいときは
ちなみに、「絵文字」ボタンなしで絵文字を入力したいときは、「えもじ」と打ってみましょう。変換候補から絵文字を選択できます。
「えもじ」と入力(写真=左)。変換候補に絵文字が表示されます(写真=右)
また、「えがお」など表情や気持ちを表す単語や「りんご」など特定の物や生き物の名前を入力すると絵文字が表示されます。
「えがお」と打つと変換候補欄に気持ちを表す単語が表示されます(写真=左)。「りんご」など特定の物や生き物の名前にも対応しています(写真=右)
メールアドレスのドメインを登録して誤入力防止!
メールアドレスを入力する際によく起こるのが、ドメインの誤入力。
ドメインとは、メールアドレスの場合「@」以降にある文字列のことを指します。ドメインが、見慣れないものや長く複雑なものだったりすると、確認するのもひと苦労ですよね。
そのためにも、よくメールを送るアドレスはドメインを登録しておきましょう。
ドメインを登録する
ドメインを登録するには、まず「設定」アプリを開き、「メール」をタップします。下にスクロールしていき、「アドレスをマーク」をタップします。
「設定」アプリから「メール」をタップ(写真=左)。次に「アドレスをマーク」をタップ(写真=右)
よくメールを送るアドレスのドメイン「@~」を入力して登録します。コンマとスペースで区切って複数のドメインを入力できます。
ドメイン「@~」を入力します。複数登録する場合は、コンマとスペースで区切って入力します
登録されたドメインは、入力が誤っていると赤字で表示されるようになります。
なお、登録されていないドメインはすべて赤字で表示されるので、注意が必要です。
登録されていない(=赤く表示されている)ドメインでも、メールを送信することはできます。よくやりとりするアドレスなのに赤く表示されたら、アドレスを再確認しましょう。
赤く表示されるので、間違っていることがひと目でわかる
「空白」を常に半角スペースで入力するには
文字入力の際、「空白」キーを押すと日本語入力では全角スペース、英字入力では半角スペースが入力されますよね。この機能を「スマート全角スペース」機能といいます。
この機能はデフォルトでオンになっており、全角/半角が自動で切り替わります。とはいえ、常に半角スペースを使いたい人もいるはず。そんな人は、いっそ「スマート全角スペース」をオフにしちゃいましょう。
「スマート全角スペース」機能をオフにする
「スマート全角スペース」機能は、「設定」アプリの「キーボード」からオン/オフを切り替えられます。通常はオンになっていますが、常に半角で入力したい場合は「スマート全角スペース」のスイッチをタップしてオフにしましょう。
「設定」アプリ→「一般」→「キーボード」の順にタップ(写真=左)。「スマート全角スペース」のスイッチをタップ(写真=右)
スペースの入力は「空白」キーを押しますが、使用中のキーボードによって全角/半角が自動で切り替わります。また、文章内にスペースを入力するときは、カーソルの前が日本語の場合は全角に、英数字の場合は半角になります。
英字キーボードでは半角スペース(写真=左)、日本語キーボードでは全角スペースになります(写真=右)
ちなみに、QWERTYキーボード(ローマ字入力)では、「↑」キーを押して全角/半角を切り替えられます。半角入力になっているときは「半角空白」と表示されます。
QWERTYキーボードでは全角スペースになっています。「↑」キーをタップ(写真=左)。「半角空白」と表示され、半角スペースを入力できます(写真=右)
ちょっとした“不満”や“ストレス”を解消して、入力をスムーズに
いかがでしたか?
スマホを持つ人にとって文字入力は、必須操作。
今回ご紹介した方法で、少しでも面倒な入力が少しラクになるのではないでしょうか。
知らない操作方法や設定があった場合、ぜひ試してみてください!入力がもっとスムーズに行えるかもしれません。
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